【建築基準法】定期調査報告とは その2
こんにちは
先日ご紹介した
本日は第二弾として、定期調査報告の事例をご紹介します。
調査対象:外壁タイル及び外壁吹付タイル
方法:打診・目視・手触
足場:ブランコ足場・脚立
築年数12年。
全般的に、シーリング材表面のひび割れが見られます。
拡大です。
表面の無数のひび割れと共にタイルとの接着面にはがれをきたす「界面剥離」が見られます。
「界面剥離」や「表面のひび割れ」は、シーリング材の代表的な経年劣化症状です。
シーリング材の弾力性は、紫外線の影響により経年で低下していきます。
弾力性の低下したシーリング材は伸縮に追従しきれなくなるために表面のひび割れや接着面のはがれを生じ始めることとなります。
伸縮目地に添ってタイルの「浮き」が比較的多く確認されます。
水色に着色した部分が浮き音が確認されたタイルです。
【浮き】タイル接着面に剥がれを生じる現象を「浮き」と予備調査の際は打診音により判定しています。各面に散見されました。
また、上層階にてタイルのクラック(ひび割れ)発生が確認されました。
拡大です。
スケールにてクラック幅を計測します。
クラック幅は0.2mm。タイル8枚に及びます。
さらに拡大です。
ひとつの目安として、クラック幅は0.2mmを超えると雨水などの水分侵入率が高くなるといわれています。
クラックの放置は漏水を引き起こす可能性も高くなります。
調査をすすめると、クラックは各面各所に目立つことが分かりました。
ここはタイル13枚にわたりクラックが生じています。約1mの長さです。
1階でもクラックが多数確認されました。
さらに、クラック沿いに浮き音を伴う箇所も少なくありません。
調査結果は、集計し写真や図面とともにご報告しています。
建物の定期調査は、
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