腐食した金属製のものを修理するには ~鉄骨工事の話~
広報担当Mです。
現場ブログ、今回は鉄骨工事のお話です。
実は、私、今回鉄骨工事のお話をちゃんと聞くまで、鉄って硬いし重いし、基本的には工場で作ったものを現場で組み立てるだけなのかと思っていたのですが、実は細やかに修理できることを知ったので、皆さんにも知っていただきたいなと思って今回のブログを書いております。お付き合いください。
※鉄骨工事というと建物を建てるときの鉄骨を組み立てるイメージです。これからご説明するような細かい部分の補修も「鉄骨工事」と呼んでいいのかはよくわかりません。「溶接工事」という言い方もあるようですが、ここでは鉄骨工事としてご説明しています。
腐食の発生
建物には金属でできている部分が結構あります。
ぱっと思いつくのが非常階段やベランダなどの手すり。
他にも、柵やフェンスなどの囲いにもよく使われています。
マンションだとメーター類の扉とか、あまり普段開け閉めしないような扉も鉄でできてることが多い気がします。
これらはだいたい塗装されていますよね?
通常錆止めを塗ってその上から塗装することで、錆びないようにしています。
塗装工事というは、コーティングすることによって、特に鉄部の場合、錆から守る役割もあるのです。
…あ、塗装工事の話になってしまいました。
鉄骨工事の話に戻します。
塗装が剥がれると、鉄の部分がむき出しになってしまいます。
むき出しの鉄の部分に空気に触れたり、水分がつくと、鉄は錆びてきます。
それを放っておくとどうなるか….
(1)階段のてすり。柱とのつなぎ目部分がなくなっています。
(3)こちらは幼稚園の遊具に穴が空いています。
この状態を「腐食」と言います。
鉄が「腐った」状態になってしまいました。
欠けたり、穴が空いたりして強度もなくなり、急に倒れたり、手すりにもたれかかったら折れたり、なんてことになってとても危険です。
溶接して修理
こうなってしまうと、塗装ではどうしようもありません。
これを修理、補修するのが「鉄骨工事」です。
鉄骨工事は腐食した部分をできるだけ取り除き、その欠けた部分を補うように新しい鉄をあてがって溶接して補強します。
※上記の写真の同じ部分の補修後の様子です。
(1)新しく鉄片をあてがい、溶接しました。
こうすることで、補強もされて、大掛かりに取り換えることなく、また元通りに使えるようになります。
これらの補修箇所は溶接直後の写真ですが、このあとやすりなどで均し、全体的に錆止めを塗布した後塗装を施すと、新品のようになります。
鉄骨工事、他にもできること
溶接って工場でやるものだと思っていたのですが、こんなに細かく修理できるのは、現場で溶接をするからなんですね。
上記のようにひどく腐食したものは、全体的に取り換えるしかないと思っていましたが、実際は修理が可能ということがわかりました。
鉄骨工事、溶接して修理できることをご紹介しています。
→鉄骨工事ページ
腐食に限らず、金属疲労などで壊れてしまったものを修理したり、追加で柵を取り付けたり、鉄骨工事、溶接工事でできることが他にもたくさんあります。
もしご自分の建物で、腐食してしまって危ない、なんてことになっている個所がありましたら、アクアにご連絡ください。
修理できるかどうか、確認させていただきます。
腐食する前に早めに錆止め&塗装工事→→アクアの塗装工事はこちら
腐食してしまったら鉄骨工事 →→ アクアの鉄骨工事はこちら
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アクアでは社員募集しています。お気軽にお問い合わせください。
採用情報はこちら