隣との隙間が狭い場合の外壁改修工事
こんにちは、広報Mです。今回は中規模のマンションの大規模修繕工事のお話です。
まずはこちらの写真から。
うん、狭い。(笑)
お隣の塀との隙間が20cmくらいしかありません。
この塀の奥は金網フェンスになっていますが、その隙間に落し物があるのですが、それが拾えません。
外壁改修と塗装
そもそも、外壁改修工事は何をやらなくてはいけないのでしょうか?外壁の改修工事はざっくりと以下のような作業の流れになります。
(1)モルタルやタイルなどの剥がれ、浮きがないかをチェック
(2)ひび割れがないかをチェック
(3)剥がれや浮きは、
→はがれてしまっているような、また広範囲に浮いているような、ひどい場合は剥がしてから復旧(埋めたり、新しいタイルを貼ったり)します。
→軽度の場合は、浮いている隙間に接着剤を入れて躯体にもう一度くっつけます。プレスダウングラウト工法
(4)ひび割れは
→深い、幅が広い場合は、ひび割れ部分を削り(Uカット、Vカット)接着剤、シーリング材で埋めます。
→浅い、幅が狭い軽微なひび割れの場合は、上から補修材で塗って埋めます。
(5)その後仕上げ(塗装やタイル貼り)を行います。
建物の隙間が狭い場合はどうやって作業するの?
建物同士の隙間が狭い場合、足場を立てることができません。60~70cm以上ないと通常の足場は立てられないそうです。人が入れないと作業もできないので当然ですよね。高層ビルなどの場合は、ブランコを使ったり(屋上からロープで吊ったものに乗って作業)することもあるようです。
今回は手前の塀のところとその奥の金網フェンスの部分だけが狭く、その上2階以上部分については足場を組んで作業を行いました。2回以上の全ての作業が終わり足場も解体した後に、この隣と接している壁面の1階部分のみの作業を行いました。「軽微なひび割れ」に補修材を塗るところまではできました。
最後の仕上げに外壁の塗装をしますが、さすがにこのままでは作業が大変、隙間の落とし物も拾えない、ということで、お隣のマンションにお願いしてフェンスを一時的に外させていただきました。ありがとうございます!
結局塀の部分については、隙間に人が入って作業をして、無事、塗装工事完了しました。
あとはお掃除をして、フェンスを元通りに取り付けて、お隣のマンションにお礼を言って完了です。
なかなか大変ではありますが、ビルが密集しているところではよくある工事になります。
気になる点がありましたら、ぜひご相談くださいね。
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