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今週思ったこと

工事部のJsです。

今週、千代田区でクレーンが転倒するという事故があった。
甲州街道の3車線にまたがって倒れたらしい。
事故の原因は資材を斜めに吊り上げたとか、資材との距離が離れ過ぎていたとか言われているようだ。
クレーン運転士の免許がない私でも何となくではあるが感覚はわかる。
建設・建築業に携わっていない人でもきっとわかる人が多いだろうと思う。
長い竿の先端に付いたメチャ重い重石を片手で持ち上げる時、竿の端を持つより重石に近い部分を持った方が楽だ。
というよりそうじゃないと持ち上がらないかもしれない。
それを端を持って斜めに持ち上げたらと考えれば、何となく想像がつく。
たまたま通りかかって事故の犠牲者になった方々は本当に気の毒だ。
まさか倒れてくるなんて思わなかっただろうし、避けようがない。

我々の仕事は特に危険と背中合わせだ。自分や仲間が命を落とすかもしれないだけではなく、第三者を危険にさらすこともあり得る。もちろんしっかりと安全対策をとっていても、可能性がゼロとは思えない。
今回の事故も、もし自分の会社で。。。と思うとゾッとする。
もしそうであれば、今こんな風にブログを更新している場合ではなかろう。
HPに代表取締役の謝罪の文章を出すことになっているかもしれない。
そしてその次は、それからその後は。。。なんて考えると恐ろしくなる。

危険な作業、危険な道具、危険な薬品 etc. 
いろんなパターンが想像できる。
中には慣れているがゆえに実践していない安全対策もあるかもしれない。
だが考えてみれば、想像できることに関しては、防ぎようもあるということだ。
まさにそれが危険予知ということであろう。
想像もできない想定外なことが起きた場合はどうすればいいのだろう...?
天変地異に見舞われて事故が起きた場合はどうしようもないかもしれないが、例えば天候を読んで工事を中止にしたり、強風が吹いても飛ばないようにするとか、地震が起きても簡単に倒れないような措置を取るなどすれば、それでも事故の可能性を最小限に留めることはできるかもしれない...
そんなことを考えていた。

危険予知とリスクアセスメント。

もう一度初心に戻って考え直そうと思った今週だった。

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