防水工事は建物のいろいろな部位に施工されています。屋上、ベランダ、バルコニー、共用廊下、共用階段、屋根などそれぞれの部位の特徴に合わせた防水工事が必要となります。
また改修工事の場合は既存の防水によっても異なります。あまり目にすることのない箇所も劣化によって雨漏りにつながる恐れがあります。定期的に点検してメンテナンスすることが大切です。
雨漏りの原因はさまざまあり、止水工事で止まることも多いですが、それはあくまでも一時的な対処になります。
建物にとって水が入る場所が発生してしまうこと自体に問題があります。防水工事は全体を覆うことで水の侵入を防ぐことを目的とした工事です。防水工事をきちんとやっていれば、また劣化を放置せず適切にメンテナンスすれば、雨漏りなどに悩まされない健康な建物を維持できるのです。
ウレタン防水、塩ビシート防水、アスファルト防水、FRP防水など、さまざまな種類がありますが、アクアでは改修工事をメインとしており、改修工事でよく使われる、ウレタン防水と塩ビシート防水について詳しく説明します。
ウレタン防水工法 | 塩ビシート防水工法 | |
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特徴 | 液体の状態のウレタン樹脂を塗布し、乾燥したときに防水層を形成する。2液を混ぜて使用する2液型とすぐに使用できる1液型とがある。 | 塩化ビニル製のシート状になったものを躯体に貼り付けて防水層を形成する工法。 |
メリット | 液体なので、どんな形状にも比較的容易に施工できる。 | 工場で生産したものを貼るだけなので品質が安定している。 |
デメリット | 厚みを均一に塗布できるかで品質が変わるため、現場職人の技術が必要。 | 複雑な形状に対応させるのは手間がかかる。 |
適した箇所 | 屋上、バルコニー、ベランダ、波型、ドーム型など複雑な形状の屋根 | 共用廊下、共用階段、障害物が少ない屋上 |
オススメ改修工法 | エバーコートZero-1 |
防水工事は一般的に10年~15年のサイクルで改修することが推奨されています。メーカー等の防水保証についても10年程度となっています。
しかし環境や使用状況によっても劣化進度はことなりますので、劣化のチェックを行い、適切な時期にメンテナンスができるようにしましょう。
新築、または前回の改修から10年以上経っていれば改修時期です。気になることがあればご相談ください。
チョーキング
水たまり
ドレン(排水溝)のつまり
防水層のふくれ
防水層の剥がれ、破断
シーリング劣化
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