建物の劣化は見た目だけではわからないことがたくさんあります。
また劣化の進み具合も築年数だけでなく、立地条件、使用状況などさまざまな要素が関係しています。建物改修時には詳細な調査診断を行うことで、大切な建物を長持ちさせ、なおかつ資産価値を上げることができる改修のご提案ができるようになるのです。
共同住宅の場合には全戸にアンケートをお配りし、一般共用部からでは判断できない、バルコニー内部等の不具合箇所を把握します。
現地で目視・打診・触診を行い、各部の劣化状況を調査します。
塗膜・タイル・シーリング・躯体界面の付着力を数値により診断します。付着強度を調べることにより塗装吹替え時期・タイル剥落防止の判断材料とします。
躯体コンクリートの中性化が進行するとコンクリート内部の鉄筋が錆びて、外壁の爆裂・欠損発生の原因になります。中性化試験は、躯体コンクリートのサンプルを抜き取り、コンクリート中性化の状態を調査した上で、適切なコンクリート中性化抑止の改修案をご提案いたします。
鉄筋位置やコンクリートのかぶり厚を調査します。規定値以下の場合は外壁の爆裂や欠損を起こす可能性があるため何らかの措置を講じなければなりません
シーリングのサンプルを切り取り、物性・弾性力を調べます。シーリング材は劣化が進行すると弾力性がなくなり、防水性能が低下します。
シュミットハンマーによるコンクリートの圧縮強度を調査します。コンクリート強度は、鉄筋コンクリートの構造耐力および耐久性能に影響する重要な要因です。
ドローンを使った外壁診断を行っています。可視カメラ、赤外線カメラを搭載したドローンを用いて外壁の浮きや剥落の可能性を調査します。
お電話でのお問い合わせ