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外壁タイルはどうして剥がれるの?~タイル剥落現場!その1

2017年11月05日

広報担当Mです。
今日はタイル剥落の現場からお送りします!


実は私もこれだけ剥がれている現場を初めて見ました。
今回の剥落のメカニズムについてまとめてみましたのでお付き合いください。


タイルが剥がれる理由

コンクリートの下地にモルタルを塗り、そこにタイルを貼り付けてから、最後に目地材を目地に塗り込みます。乾燥したらがっちり固まり、当たり前ですが、ちょっとやそっとでは剥がれません。

しっかりくっついている状態

では、どうして浮いたり剥がれたりくるのでしょうか?理由はいくつかあります。

・新築時は下地コンクリート(躯体)がまだ水を含んだ状態である場合が多く、日が経つにつれて乾燥すると収縮が起こるため
・地震だけでなく、日々の環境による振動のため


環境にもよりますが、浮いたり剥がれたりは、どんな建物にも起こりうることなんですね。
しかし今回のように盛大にはがれてしまった原因はどうやら別にもあったようなのです。


キーワードはコンクリートの「継ぎ目」?

では今回どうしてこのように広範囲で剥落が起きてしまったのでしょうか?
理由はコンクリートの「打ち継ぎ部」=継ぎ目のズレだったようなのです。

【ケース1】下地の打ち継ぎ部分とタイルのコーキング部分が合っていない


【ケース2】打ち継ぎ部の断熱材のようなものの上からタイルを貼った結果、浮いてしまった。


継ぎ目部分はコーキング(シーリング)材といわれる弾性のある材料で埋めることによって、振動や収縮を吸収することができます。その継ぎ目部分がずれていたことによって、振動や収縮をうまく吸収したり、逃がしたりすることができなくなり、タイルの剥がれにつながったのではないか?ということでした。

剥がれないようにするには

今回気づいたことは、こうやって説明してもらうとわかりますが、実際剥がれていない箇所を見ても継ぎ目がどこにあるかなんて全く分かりませんでした。つまりタイルがきれいに貼られた状態では、その下のことは何か特殊な機械でも使わないとわからないのです。

定期的に調査をしていれば、剥がれそうかどうかがわかり、大きく剥がれてしまう前に補修して防止する工事もできます。
タイル外壁の建物は現在建築基準法によって、定期的な調査・結果を報告することが義務付けられています。新築から10年以上、かつ10年を越えて外壁改修工事を行っていない場合は3年以内に全面打診調査をする必要があるということです。

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建築基準法第12条により建築物の定期的な調査・検査の結果を報告することを所有者・管理者に義務づけられています。
定期報告をすべきであるのにしなかったり、虚偽の報告を行った場合は、罰則の対象(百万円以下の罰金)となります。
専門技術を有する資格者が調査・検査を適切に行わなければ、思わぬ事故につながり、社会的責任を問われる可能性があります。
建築物の安全性を確保するためには、調査者・検査者が調査・検査を適切に行うとともに、所有者等に対して維持保全のアドバイスを行うことを心がけることが重要です。
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http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/teikihoukoku/punflet.pdfより抜粋。

ちなみに打診調査はこういう専用の打診棒でタイルを叩いて音で浮きを発見する調査のことです。



利用者さん、居住者さんだけでなく、通りかかりの人(もちろんご自分も!)の安全のためにも、定期調査は受けるようにしてくださいね。


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