窓からの漏水とサッシカバー工事
広報担当Mです。
今年は長い長い梅雨で、日照時間も記録的に少ない涼しい7月でしたが、暑くなるとその涼しさも懐かしいですね...
梅雨が終われば、次は夏のゲリラ豪雨、そして台風シーズンへと突入します。
皆さまの建物では「豪雨対策」できていますでしょうか?
今回は「窓からの雨漏り」を「サッシカバー工法」という方法で補修した工事のお話です。
「窓」から雨漏りってどういうこと?
まずは施工前後の写真をご覧ください。
違いがわかるでしょうか?
実はサッシ(枠)部分が大きくなって、ガラス部分が小さくなっています。
「雨漏り」というと「天井からポタポタ」みたいなシーンを思い浮かべがち(わたしだけ?)ですが、実は壁や窓からも雨漏り、水漏れがあります。以前ご紹介した散水調査のお話では壁(窓のまわり)からの漏水をご説明しました。この時は窓廻りの壁との隙間のシーリングが劣化が漏水の原因でした。
今回は窓枠と障子の機密をよくするためにゴムを使用していますが、そのゴムが劣化して、硬くなったり、切れたりして漏水が起こっていました。
「窓」のなりたち
「ん?障子?」「障子って和室にあるあれ?」と思った方いらっしゃると思います。
ここで「窓」についてのご説明を簡単にしておきます。
サッシとは框と枠の部分のこと(場合によってはガラス含む)。
障子とは窓ガラスと框を含めた部分のこと。窓の開閉する部分。
厳密にはもっと細かく名称の定義があるようですが、今回は省略します。
今回の漏水はこの図で言うと点線部分の隙間から発生したということです。
サッシのカバー工法とは
サッシのカバー工法はガラスのみを外し、既存の枠と框の中に新しいサッシをはめ込む方法です。
既存のガラス周りのシールを撤去して…
実は今回特別に、この外したガラスをカットして再利用しています。
通常はカバー工法用の枠、障子、ガラスも新しくするのが原則なのですが、既存のガラスに色がついていて、すでに製造していなかったため、既存のガラスと色を合わせるためにこの外した窓ガラスをカットして利用した大変珍しいケースだそうです。
既存サッシと新規サッシとの継ぎ目をシリコンで打設してシールします。
カバー工法の最大のメリットはサッシ回りの内装を壊さないで済むため、費用を少なく抑えられます。
カバー工法はドアでもよく用いられる工法です。
金属製建具工事のページでもご紹介しています。
通常の雨では発生しなくても、台風やゲリラ豪雨のような激しい雨で雨漏りが発生することもあります。
早速台風が発生しています。あれ?と気になるところがあれば、アクアにご相談くださいね!
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